たまに社内で問い合わせいただくこの観点ですが、SIerでも困っている方が結構いるんじゃないかなと思っています。雑学として興味を持つ方もいると思うので一般的な観点でまとめてみます。
SIerやISVなどの方をターゲットにした記事です。実利用者へのTIPSとかではありません。
Microsoft 365 Educationとはなにか?
一言でいうと「教育機関」向けのMicrosoft 365です。
小学校・中学校などはGIGAスクール構想で一時期話題にあがったのでご存じの方も多いかと思いますが、大学などでももちろん利用されていますし、教育”機関”ですので教育に関係する施設を運営している組織などでも利用されていることがあります。
中小企業向けのMicrosoft 365 Business系のライセンスや大企業向けのOffice 365 Enterprise/Microsoft 365 Enterprise系のライセンスとは異なりTeams一つをとってもテンプレートやチームの構造なども異なっています。
Microsoft 365 Education の学び方
ライセンスが違うことはよく知られているのですが「ではどう違うの?」と細かいところを知ろうとするとあまり資料がなく挫折することが多いです。
そこでMicrosoftが行っている支援体制や、実際に触るためにどうしたらよいのだろうというところを下記に記載していきます。
学生や教職員向けに力作の資料なども結構公開されていたりするので、情報収集としても結構有用だと思っています。(PowerPlatformを使った効率化とかも様々なところで公開されています)
Education パートナークラブへの参加
Education パートナークラブとは、パートナー様に対して提案に役立つ営業情報・技術情報をいち早くお届けすることを目的としたパートナー様専用の Teams のチャネルです。
https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/education/default-partner.aspx#primaryR16
Microsoft 365 for Education を提案されるパートナー様を対象とし、最新の 営業向け情報や技術者向け情報、パートナー様のみに公開させて頂いている 300 を超える詳細な FAQ 等を提供しています。
パートナーの方はMicrosoft のオフィシャルサイトから参加することが可能です。
https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/education/default-partner.aspx#primaryR16
Educationの枠を超えていると思われる有益な情報も結構な頻度で情報が展開されているので、パートナーの会社に所属されていてEducationのお仕事をされている場合はぜひ申し込みをされることをお勧めします。
<申し込みの流れ>
①サイトから申し込みを行う
②数営業日でTeamsの招待メールが届くのでサインインする。
※下記のようなメールが届くので見ないで削除しないようにご注意ください。
Microsoft 365 Education 環境の作り方
「百聞は一見に如かず」という言葉があるようにとりあえず触ってみたいと思う方もいると思います。
実際にMicrosoftの方に「検証で何とかライセンス調達できるようにできないか?」と相談しても、基本的にお断りしているそうです。
では、SIerの皆さんはどうしているか?というと「CDX」でなら環境が作れるのでそれを利用しているようです。(画面一番下にMicrosoft Education Demo Contentがあります。デモや自己学習用に利用することができます)
まとめ
単純に大企業向けのOffice 365 Enterprise/Microsoft 365 Enterprise系のライセンスの廉価版と考えている人も数多く見てきましたが、ライセンスに含まれているものもEnterprisExe系とは違いますし、個別のサービス単位でみても意外と異なっています。
現場で熱意をもって対応している教育機関の関連者の方と同様に非常に熱意をもって運営されているMicrosoft 関係者の方多くいますので適切なインプットをもとに教育機関のIT利用が盛り上がっていけばいいなと考えています。