パートナー サクセスのコア ベネフィット について

パートナー

過去にソリューションパートナーの記事を書いたことで勉強の仕方がわかったとか悩んでいたポイントの突破口になったという意見をいただいてうれしい限りなのですが、一方でその商売をメインでやっていないとか下請けだから顧客登録できないのでソリューションパートナーになれないという話もありました。

そういう担当者向けにソリューションパートナー以外にパートナー特典でおすすめはないかという視点で今回はブログを書いてみます。(今後購入できなくなるので注意喚起と共にサービスの紹介です)

※近日中に同じ観点の2つの記事を公開予定です。
・Microsoft Action Pack
・パートナー サクセスの拡張ベネフィット

パートナー サクセスのコア ベネフィット とは

過去ブログで Microsoft のパートナーは下記のような仕組みだと書いたうえで、代表的なパートナーが最初に目指すのはソリューションパートナーとなることが多いのでその記事を書きました。

パートナーになると自動でネットワークメンバーになるのですが、「パートナー サクセスのコア ベネフィット」というものを購入することができます。今回はそれについて記載していきます。(ネットで検索してもでてこないように見える)

Learn も非常にわかりやすいのですが、パートナーポータルを見たことがない方もいると思うので少し画像を含めながら解説をしていきたいと思います。詳細:パートナー サクセスのコア ベネフィット

パートナー サクセスのコア ベネフィット の内容

モダン ワーク
・Microsoft 365 Business Premium with Bing Chat Enterprise/Copilot:クラウド:15
・Windows 365 Enterprise (Premium):クラウド:1

Azure
・Azure 一括クレジット (運用):クラウド:$2,400 USD
・Visual Studio Professional サブスクリプション (月単位の Azure クレジットなし):開発者ツール:8
・System Center Client Management Suite (2022 または現在):ライセンス:10
・System Center Endpoint Protection (2019 または現在):ライセンス:10
・System Center Standard (2022、または現在):ライセンス:8
・Windows Server CAL (エディション固有ではない):ライセンス:8
・Windows Server Datacenter – コアごと (2022 または現在):ライセンス:8
・Windows Server リモート デスクトップ サービス (RDS) CAL (エディション固有ではない):ライセンス:8
・Windows Server Standard – コアごと (2022 または現在):ライセンス:8

ビジネス アプリケーション
・Microsoft Dynamics 365 Business Central Premium:クラウド:15
・Microsoft Dynamics 365 Sales Enterprise with Sales Copilot:クラウド:15
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – Business Central:クラウド:5
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – 運用アプリケーション:クラウド:25
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – Operations Application Tier 2 アドオン:クラウド:1
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – 販売、フィールド サービス、カスタマー サービス:クラウド:25
・Power BI Premium:クラウド:15
・Project Online – Project Plan 5:クラウド:5
・Visio Online – Visio Plan 2:クラウド:5

マーケティング
・すぐに使用できるマーケティング資産 (パートナー マーケティング センター) :Marketing:はい
・デジタル マーケティング コンテンツ OnDemand (DMC):Marketing:はい
・Geo 拡張の準備状況の評価:Marketing:はい

サポート
・Technical Pre-sales > Deployment – PreSales:サポート:時間の差し引き
・テクニカル サポートと相談 – アドバイザリ時間:サポート:5
・テクニカル 製品サポートの相談インシデント:サポート:0
・パートナー クラウド サポート インシデント:サポート:2

パートナー サクセスのコア ベネフィット の費用

2024年8月某日時点の金額は以下の通りです。

価格:134,172円
消費税:13,417円
合計:147,589円

パートナー サクセスのコア ベネフィット の購入条件

パートナープログラムに参加して企業情報を正しく登録していれば問題ありません。

・Microsoft AI クラウド パートナー プログラムに参加していること
・アカウントの状態が検証されていることを確認すること: パートナー センターで新しいオファーに登録したり、ビジネス プロファイルの法的詳細を変更したりすると、Microsoft は会社名、会社住所、主な連絡先の詳細など、提供された情報を確認します

パートナー サクセスのコア ベネフィット の購入方法

「Microsoft パートナーポータル」の「メンバーシップ」の購入にある「メンバーシップオファー」から購入可能です。

①今すぐ購入をクリックします。

②チェックボックスにチェックを入れて「契約に同意して発注」をクリックします。

③支払い方法を選択して「続行」をクリックします。

画像内リンク(通常は読まなくても問題ないかと思います)
クレジット カードによる支払いに関する詳細情報
小切手または電信送金による支払いの承認に関する詳細情報
前払い電信送金による支払いに関する詳細情報

④契約に同意して発注をクリックします。
※すでにクレジットカードなどの登録が終わっていると下記の画面になります。

最後に

Microsoft Action Pack と比較すると購入することが金銭的なメリットとなるケースがかなり増えているかと思います。

仮に Microsoft 365 のライセンス で試算すると Microsoft 365 Business Premium が Microsoft の公式WEBから購入した場合(MOSP)で ¥3,298 なので 1年間で15ライセンスと考えると \593,640 となりかなりお得感があります。このあたりのわかりやすいシナリオに自社の利用用途が合致する場合は購入するのをおすすめします。

同じく仮に Azure で試算すると $2,400 USD分 のサブスクリプションが使えるようになるので仮に1ドル100円試算の状況であってもお得となります。Azureの年間費用が$2,400 USD を超える場合は購入するのをおすすめします。(サブスクリプションが複数になって不便などの観点は発生するとは思いますので、メリットとの天秤をかけて検討ください。)
※パートナー サクセスの拡張ベネフィットでは Azure費用よりもパートナー サクセスの拡張ベネフィットの費用の方が高いため Azure 単体のサブスクリプションと考えてこちらを購入するケースをみることがあります。

「Visual Studio Professional」や「Dynamics 365」や「Power BI Premium」や「Project Online – Project Plan 5」や「Visio Online – Visio Plan 2」など個別で調達する費用とパートナー サクセスのコア ベネフィットの費用の天秤をかけると購入した方がお得というケースも結構あるかと思います。

おまけ:他の特典と比較用情報

Microsoft Action Pack サブスクリプション (MAPS)
パートナー サクセスのコア ベネフィット
パートナー サクセスの拡張ベネフィット

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