Microsoft Action Pack について

パートナー

過去にソリューションパートナーの記事を書いたことで勉強の仕方がわかったとか悩んでいたポイントの突破口になったという意見をいただいてうれしい限りなのですが、一方でその商売をメインでやっていないとか下請けだから顧客登録できないのでソリューションパートナーになれないという話もありました。

そういう担当者向けにソリューションパートナー以外にパートナー特典でおすすめはないかという視点で今回はブログを書いてみます。(今後購入できなくなるので注意喚起と共にサービスの紹介です)

※近日中に同じ観点の2つの記事を公開予定です。
・パートナー サクセスのコア ベネフィット
・パートナー サクセスの拡張ベネフィット

Microsoft Action Pack とは?

過去ブログで Microsoft のパートナーは下記のような仕組みだと書いたうえで、代表的なパートナーが最初に目指すのはソリューションパートナーとなることが多いのでその記事を書きました。

パートナーになると自動でネットワークメンバーになるのですが、ソリューションパートナーとなる前にお金を払うことで「アクションパック」というものを購入することができます。今回はそれについて記載していきます。(ネットで検索して出てくるのが古い情報のため)

Learn も非常にわかりやすいのですが、パートナーポータルを見たことがない方もいると思うので少し画像を含めながら解説をしていきたいと思います。詳細:Microsoft Action Pack サブスクリプション (MAPS)

重大なニュース

「Microsoft Action Pack と Microsoft Learning Pack は、2025 年 1 月 21 日に廃止されます」

Microsoft Action Pack の内容

Microsoft Action Pack サブスクリプション (MAPS) とMicrosoft Learning Pack サブスクリプション (LAPS)から選択可能です。※両方買うことは不可能。

Microsoft Action Pack サブスクリプション (MAPS)

アプリとインフラストラクチャ

・Microsoft Entra Basic:クラウド サービス:5
・Microsoft Azure:クラウド サービス:月額 100 米ドルのクレジット
・Microsoft Visual Studio Professional:サブスクリプション:クラウド サービス 3
・R Server for SUSE Linux:オンプレミス:1
・R Server for Teradata DB:オンプレミス:1
・System Center 2022 Client Management Suite:オンプレミス:10
・System Center 2022 Standard:オンプレミス:16
・System Center Configuration Manager (現在のブランチ):オンプレミス:10
・System Center Endpoint Protection (Current Branch) オンプレミス:10
・Windows Server 2022 CAL (エディション固有ではない):オンプレミス:10
・Windows Server 2019 Essentials (コアごと):オンプレミス:1
・Windows Server 2019 Remote Desktop Services (RDS) CAL:オンプレミス:10
・Windows Server 2022 Standard (コアごと):オンプレミス:16
・Windows Storage Server 2016 Workgroup:オンプレミス:1

ビジネス アプリケーション
・Microsoft Dynamics 365 – Customer Engagement:クラウドサービス:5
・Microsoft Dynamics CRM Workgroup Server 2016:オンプレミス:1 つのサーバー ライセンスで 5 人のユーザーにアクセスできる

データと AI
・Machine Learning Server for Hadoop:オンプレミス:1
・Machine Learning Server for Linux:オンプレミス:1
・Microsoft SQL Server 2019 Standard (コアごと):オンプレミス:2

モダン ワークプレース
・Enterprise Mobility Suite:クラウド サービス:5
・Microsoft Intune:クラウド サービス:5
・Microsoft Office 365 E3:クラウド サービス:5
・Advanced Threat Analytics クライアント管理ライセンス:オンプレミス:5
・Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP) 2015:オンプレミス:10
・Microsoft Exchange Server 2019 Standard:オンプレミス:1
・Microsoft Exchange Server 2019 Standard CAL:オンプレミス:10
・Microsoft Office Professional Plus 2019:オンプレミス:10
・Microsoft Project Professional 2019:オンプレミス:1
・Microsoft SharePoint Server 2019 Enterprise:オンプレミス:1
・Microsoft SharePoint Server 2019 Enterprise CALs (Standard CAL を含む):オンプレミス:10
・Microsoft Skype for Business Server 2019:オンプレミス:1
・Microsoft Skype for Business Server 2019 Standard CAL:オンプレミス:10
・Microsoft Visio Professional 2019 オンプレミス:1
・Windows 10 および 11 Enterprise (Current Branch または LTSC 2019):オンプレミス:10
・Windows 10 および 11 Professional (Current Branch または LTSC 2019):オンプレミス:10
・Windows Embedded 8 Standard:オンプレミス:10
・Windows Embedded 8.1 Industry Enterprise:オンプレミス:10
・Windows Embedded 8.1 Industry Pro:オンプレミス:10
・Windows Embedded POS Ready 7:オンプレミス:10
・Windows 10 および 11 の受信トレイ アプリと言語パック:オンプレミス:10

Microsoft Action Pack サブスクリプション (MAPS)

Azure:クレジット (月単位) 100 ドル
Windows Server 2022 Enterprise – 学習 VHD:100
Visual Studio Pro:3
Microsoft Office 365 (E3) シート:5
SQL Server 2019 Standard (コアごと):2
Windows Server 2019 Essentials (コアごと):1
Windows Server 2019 CAL:10
Dynamics 365 – Customer Engagement:5
サービス: 技術体験:5 時間
サポート: 製品サポート インシデント:10

Microsoft Action Pack の費用

2024年8月某日時点の金額は以下の通りです。

価格:71,208円
消費税:7,121円
合計:78,329円

Microsoft Action Pack の購入条件

パートナープログラムに参加して企業情報を正しく登録していれば問題ありません。

・Microsoft AI クラウド パートナー プログラムに参加していること
・アカウントの状態が検証されていることを確認すること: パートナー センターで新しいオファーに登録したり、ビジネス プロファイルの法的詳細を変更したりすると、Microsoft は会社名、会社住所、主な連絡先の詳細など、提供された情報を確認します

Microsoft Action Pack の購入方法

「Microsoft パートナーポータル」の「メンバーシップ」の購入にある「メンバーシップオファー」から購入可能です。

①今すぐ購入をクリックします。

②チェックボックスにチェックを入れて「契約に同意して発注」をクリックします。

画像内リンク(同じ内容を日本語で本ブログで書いています。)
Action Pack の特典(英語の PDF で特典を確認することが可能)

③支払い方法を選択して「続行」をクリックします。

画像内リンク(通常は読まなくても問題ないかと思います)
クレジット カードによる支払いに関する詳細情報
小切手または電信送金による支払いの承認に関する詳細情報
前払い電信送金による支払いに関する詳細情報

④契約に同意して発注をクリックします。
※すでにクレジットカードなどの登録が終わっていると下記の画面になります。

最後に

新規創業の場合やオンプレミス系のライセンスが必要な場合には Microsoft Action Pack を購入することが金銭的なメリットとなるケースは存在するかと思います。ただ、大人数となるとソリューションパートナーを狙う方がよいですし、別のベネフィットを購入する方が良いケースもありますので、比較して検討されるとよいかと思います。

仮に MAPS で試算するとOffice 365 E3 (Teams なし) がMicrosoft の公式WEBから購入した場合(MOSP)で ¥3,110なので 1年間で5ライセンスと考えると \186,000 となりお得感はあります。このあたりのわかりやすいシナリオに合致する場合は購入するのをおすすめします。

おまけ:他の特典と比較用情報

Microsoft Action Pack サブスクリプション (MAPS)
パートナー サクセスのコア ベネフィット
パートナー サクセスの拡張ベネフィット

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