過去にソリューションパートナーの記事を書いたことで勉強の仕方がわかったとか悩んでいたポイントの突破口になったという意見をいただいてうれしい限りなのですが、一方でその商売をメインでやっていないとか下請けだから顧客登録できないのでソリューションパートナーになれないという話もありました。
そういう担当者向けにソリューションパートナー以外にパートナー特典でおすすめはないかという視点で今回はブログを書いてみます。(今後購入できなくなるので注意喚起と共にサービスの紹介です)
※近日中に同じ観点の2つの記事を公開予定です。
・Microsoft Action Pack
・パートナー サクセスのコア ベネフィット
Microsoft Action Pack とは?
過去ブログで Microsoft のパートナーは下記のような仕組みだと書いたうえで、代表的なパートナーが最初に目指すのはソリューションパートナーとなることが多いのでその記事を書きました。
パートナーになると自動でネットワークメンバーになるのですが、ソリューションパートナーとなる前にお金を払うことで「アクションパック」というものを購入することができます。今回はそれについて記載していきます。(ネットで検索して出てくるのが古い情報のため)
Learn も非常にわかりやすいのですが、パートナーポータルを見たことがない方もいると思うので少し画像を含めながら解説をしていきたいと思います。詳細:パートナー サクセスの拡張ベネフィット
パートナー サクセスの拡張ベネフィット とは
過去ブログで Microsoft のパートナーは下記のような仕組みだと書いたうえで、代表的なパートナーが最初に目指すのはソリューションパートナーとなることが多いのでその記事を書きました。
パートナーになると自動でネットワークメンバーになるのですが、「パートナー サクセスの拡張ベネフィット」というものを購入することができます。今回はそれについて記載していきます。(ネットで検索してもでてこないように見える)
Learn も非常にわかりやすいのですが、パートナーポータルを見たことがない方もいると思うので少し画像を含めながら解説をしていきたいと思います。詳細:パートナー サクセスの拡張ベネフィット
パートナー サクセスの拡張ベネフィット の内容
モダン ワーク
・Microsoft 365 Business Premium with Bing Chat Enterprise/Copilot:クラウド:35
・Windows 365 Enterprise (Premium):クラウド:2
・Viva スイート:クラウド:15
Azure
・Azure 一括クレジット (運用):クラウド:$4000 USD
・Visual Studio Professional サブスクリプション (月単位の Azure クレジットなし):開発者ツール:15
・Endpoint Configuration Manager (2019 または現在) (旧 System Center Configuration Manager Suite):ライセンス:35
・SQL Server Enterprise – コアごと (2019 または現在):ライセンス:8
・System Center Client Management Suite (2022 または現在):ライセンス:35
・System Center Endpoint Protection (2019 または現在):ライセンス:35
・System Center Standard (2022、または現在):ライセンス:16
・Windows Server CAL (エディション固有ではない):ライセンス:35
・Windows Server Datacenter – コアごと (2022 または現在):ライセンス:16
・Windows Server リモート デスクトップ サービス (RDS) CAL (エディション固有ではない):ライセンス:35
・Windows Server Standard – コアごと (2022 または現在):ライセンス:16
ビジネス アプリケーション
・Microsoft Dynamics 365 Business Central Premium:クラウド:35
・Microsoft Dynamics 365 Sales Enterprise – Microsoft Sales Copilot を含む:クラウド:35
・Microsoft Dynamics 365 Customer Insights:クラウド:1
・Microsoft Dynamics 365 Customer Service Enterprise:クラウド:35
・Microsoft Dynamics 365 Finance:クラウド:35
・Microsoft Dynamics 365 人事:クラウド:35
・Microsoft Dynamics 365 Marketing (ベース パック):クラウド:1
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – Business Central:クラウド:5
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – カスタマー サービス デジタル メッセージング:クラウド:1
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – e コマースおよびクラウド スケール ユニット:クラウド:1
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – 不正アクセス防止:クラウド:1
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – ガイド:クラウド:1
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – 人事:クラウド:5
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – インテリジェント注文管理:クラウド:1
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – マーケティング:クラウド:1
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – 運用アプリケーション:クラウド:25
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – Operations Application Tier 2 アドオン:クラウド:1
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – Sales Insights:クラウド:5
・Microsoft Dynamics 365 パートナー サンドボックス – 販売、フィールド サービス、カスタマー サービス:クラウド:25
・Power BI Premium:クラウド:35
・Microsoft Dynamics 365 プロジェクト操作:クラウド:35
・Microsoft Dynamics 365 チーム メンバー:クラウド:35
・Project Online Project Plan 5:クラウド:5
・Visio Online (プラン 2):クラウド:5
マーケティング
・すぐに使用できるマーケティング資産 (パートナー マーケティング センター):Marketing:はい
・デジタル マーケティング コンテンツ OnDemand (DMC):Marketing:はい
・Geo 拡張の準備状況の評価:Marketing:はい
・パートナーの Go-To-Market ツールボックス:Marketing:はい
サポート
・Technical Pre-sales > Deployment – PreSales:サポート:無制限
・テクニカル サポートと相談 – アドバイザリ時間:サポート:10
・テクニカル 製品サポートの相談インシデント:サポート:0
・パートナー クラウド サポート インシデント:サポート:5
パートナー サクセスの拡張ベネフィット の費用
2024年8月某日時点の金額は以下の通りです。
価格:598,956円
消費税:59,896円
合計:658,852円
パートナー サクセスの拡張ベネフィット の購入条件
パートナープログラムに参加して企業情報を正しく登録していれば問題ありません。
・Microsoft AI クラウド パートナー プログラムに参加していること
・アカウントの状態が検証されていることを確認すること: パートナー センターで新しいオファーに登録したり、ビジネス プロファイルの法的詳細を変更したりすると、Microsoft は会社名、会社住所、主な連絡先の詳細など、提供された情報を確認します
パートナー サクセスの拡張ベネフィット の購入方法
「Microsoft パートナーポータル」の「メンバーシップ」の購入にある「メンバーシップオファー」から購入可能です。
①今すぐ購入をクリックします。
②チェックボックスにチェックを入れて「契約に同意して発注」をクリックします。
③支払い方法を選択して「続行」をクリックします。
画像内リンク(通常は読まなくても問題ないかと思います)
クレジット カードによる支払いに関する詳細情報
小切手または電信送金による支払いの承認に関する詳細情報
前払い電信送金による支払いに関する詳細情報
④契約に同意して発注をクリックします。
※すでにクレジットカードなどの登録が終わっていると下記の画面になります。
最後に
Microsoft Action Pack と比較すると購入することが金銭的なメリットとなるケースがかなり増えているかと思います。
仮に Microsoft 365関連 で試算すると Microsoft 365 Business PremiumがMicrosoft の公式WEBから購入した場合(MOSP)で ¥3,298なので 1年間で35ライセンスと考えると \1,385,160 となりお得感はあります。このあたりのわかりやすいシナリオに合致する場合は購入するのをおすすめします。
同じく仮に Azure で試算すると $4,000 USD分 のサブスクリプションが使えるようになりますが、単体だけではパートナー サクセスの拡張ベネフィットの費用よりお得とは言えません。(パートナー サクセスのコア ベネフィットの時は単体でも得となるような内容でした。)
「Visual Studio Professional」や「Dynamics 365」や「Power BI Premium」や「Project Online – Project Plan 5」や「Visio Online – Visio Plan 2」など個別で調達する費用とパートナー サクセスのコア ベネフィットの費用の天秤をかけると購入した方がお得というケースも結構あるかと思います。
おまけ:他の特典と比較用情報
Microsoft Action Pack サブスクリプション (MAPS)
パートナー サクセスのコア ベネフィット
パートナー サクセスの拡張ベネフィット